ありがとう、ノンノ

家族のこと

義父が他界しました。

あまりに突然すぎて、一ヶ月以上経った今でもまだ夢のようです。

6月半ばまではいつも通り誰よりも早く職場に行き、人手不足を補うために駆り出された孫と一緒に働き、私以上に食欲もあり、時間があれば山へキノコ狩りへ出かけたりと、こういうことが彼の身に起こるなんて誰の想像からも遠いものでした。

例えるならば義父は月のような人でした。

誠実で、黙ってコツコツ働く、倹約家で、上から目線で人を見るようなことは絶対しない人でした。異国からやって来た私に対しても、文化の違いを受け入れ、辛抱強くイタリア語を教えてくれたり、いつもユーモアと心遣いを示してくれました。家族みんなを暖かく見守り、必要な時はさっと導いてくれる、柔らかな月の光のような人でした。

義父の偉大さを亡くなった今も毎日のように感じ、いつもただ側にいてくれたことがどれだけ私たちの支えになったか、痛感する日々です。

今はただ、大好きな自然の中で安らかに過ごしてほしいです。

ノンノ、今まで本当にありがとう。これからも私たちのことを暖かく見守っていてね。

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