給食おいしい?

学校のこと

私はイタリアに移住当初から一度も他の市や県外に引っ越してた経験がないので、あくまでも私の知っている範囲で、というのが前提なのですが、我が子が通った幼稚園(3年制)と小学校(5年制)にも、日本のように給食のサービスがあります。

イタリアの給食は、食堂へ移動していただきます。日本のように教室で配膳はしません。とてもお国柄が出ていると思うのは、プリモ(一番目の皿)とセコンド(二番目の皿)というように、昔ながらの順番で食事が提供されることです。プリモは通常パスタやリゾット、セコンドは肉や魚に副菜が添えられて出されます。そして、デザートの位置付けでフルーツが配られます。なぜか我が学校ではフルーツだけは教室に戻ってから配られ、その場で食べるか、持ち帰るかは各々が決めるようです。当然、フルーツは丸ごと皮ごとが基本です。市のプロジェクトのおかげで、オーガニックの野菜や果物が使われているようです。

このように書くと、美味しそうなレストランのような食事を想像してしまいますが、実際は結構シンプルで味気のない物のようで、どの子に聞いても「せめて塩とオイルくらい置いてくれればいいのに!」と言います。食事に関心の薄い息子は5年間毎日パンと水が基本で、食べた日でもちょっとプリモか肉を味見して終わり!だったので、下校時にその日のメニューを聞いても思い出せない事がしばしばでした。反対に、娘は幸い食べることが好きなので、初めての物でも一通り味見しているようですし、日によっては美味しい物もある言っています。

ちなみに給食費は親の収入によるのですが、我が家のような中間層だと一食4ユーロ弱、日本の給食費と比べて高いでしょうか?安いでしょうか?

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